ご相談内容

「前歯をきれいにしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、右上の前歯（中切歯／1番）は歯科用プラスチックを詰める「コンポジットレジン充填」がされていましたが、経年劣化により元の歯と詰め物の色や形が合わなくなっていました。

また、左上の前歯（中切歯）には保険の被せ物「前装冠」が装着されていましたが、周りの歯と色味が合っておらず、不自然な印象でした。

行ったご提案・治療内容

レントゲン撮影をしたところ、前歯2本とも神経を取って根っこの中に薬剤を詰める「根管治療」がされていましたが、根の先まで薬剤が詰められていなかったため、もう一度根管治療をする必要がありました。
神経がない歯は神経がある歯に比べて強度が落ちるため、破折する恐れがあります。
破折のリスクを回避するためには、再度根管治療を行い、被せ物を装着する必要があることを説明し、同意いただきました。

まず、前歯2本の根っこの中をきれいに清掃して新たに薬剤を詰め直す「再根管治療」を行い、レントゲン撮影で根っこの先までしっかり薬剤が詰まっていることを確認しました。

その後、土台を立ててから型取りを行い、天然歯のような自然な色味で強度もある被せ物「メタルボンド」を装着しました。審美性を高めるためには、被せ物の色選びが重要です。歯の色見本であるシェードガイドを使用して、患者様ご自身の歯に馴染む色を選びました。

術後の経過・現在のご様子

周りの天然歯と調和した、自然な仕上がりになりました。
患者様にも「口元に自信が持てるようになった」と大変お喜びいただきました。

現在は定期検診でご来院いただき、経過を観察しています。

この治療のリスクについて

・根管治療は根の先に膿が溜まることがあるため、専門医で行う方法もあります。
・前歯の被せ物の色や形を合わせるために、治療の回数がかかることがあります。
・歯ブラシを強く当てすぎると、前歯の歯茎のラインが下がる恐れがあります。
・歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。

クリニックより

前歯を治療するだけでお口元の印象が変わります。
歯についてお悩みがある方は、ぜひ当院にご相談ください。

• 年齢・性別 50代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 約3〜5ヶ月
• 治療回数の目安 根管治療：1本あたり3〜6回（症例による）
  被せ物の治療：約6回
• 治療費総額の目安 226,000円（メタルボンド2本）
  ＋診療代