ご相談内容

「上の真ん中の前歯の2本が他の歯よりも長くて出っ歯に見え、歯も黄色くなって老けたように見える。前に詰めた詰め物が、黒くなっているのも気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、上の真ん中の前歯2本（左右の中切歯／1番）の被せ物が、それぞれの両隣の歯より長く作られていて、違和感のある見た目でした。
また、上の前歯2本（左右の側切歯／2番）の詰め物や被せ物の境目に着色があり、縁が黒くなっていました。 さらに、全体的に歯の色が黄味がかっていました。

行ったご提案・治療内容

上の前歯4本の歯の形を整え、着色部分も改善するために、透明感のある白さの「オールセラミック」で被せ直す治療をご提案しました。
また被せ物を装着する前に、クリニックで専用の薬剤を用いて歯を白くする「オフィスホワイトニング」を行うことで、ご自身の歯が今よりも全体的に白くなることや、被せ物を、より明るい色で作製できることをご説明し、ご了承いただきました。

まず、オールセラミックを被せるにあたり、土台となる上の前歯3本（左右中切歯・右側切歯）について、歯の根っこが入っている管をきれいにする「根管治療」を行いました。
口を開けると特に目立つ位置のため、治療期間中は仮歯を使用しました。

その後、オフィスホワイトニングを2回行い、ご自身の歯を白くして全体的にトーンアップさせました。

最後に、型取りをしてから、白くなった周りの歯と調和するオールセラミックで被せ物を作製しました。

術後の経過・現在のご様子

白く形の整った前歯になり、お口全体も清潔感のある自然な白さに仕上がって見た目が美しく改善しました。
患者様にも「とても綺麗になって嬉しい。若々しくなって気に入りました」と大変喜んでいただいています。

治療から5年ほど経過している現在も、定期的に検診にお越しいただいており、美しく健康な状態を維持されています。

この治療のリスクについて

・ホワイトニングをした後、歯の代謝により徐々に元の歯の色に戻ります。白い歯の状態を維持するには、定期的なホワイトニングをお勧めします
・歯の形や色を合わせるのに、追加で治療回数がかかる場合があります
・被せ物をする際に歯の根の状態によっては、根管治療が必要な場合があります

• 年齢・性別 50代女性
• 診療種別 自由診療

• 治療期間の目安 約3ヶ月
• 治療回数の目安 約8回
  ＜内訳＞ オフィスホワイトニング2回
  型取り〜完成まで5〜6回
  ※根管治療を行う場合、2〜6回程度治療回数が増える場合があります
• 治療費総額の目安 610,000円
  ＜内訳＞
  ホワイトニング25,000×2回
  オールセラミック140,000 円×4本
  ※根管治療代は含まれていません